2018.5.25【社内勉強会】アーキテクチャ標準仕様~その2
先月に引き続き、今月も「特許庁アーキテクチャ標準仕様」についての勉強会を行いました!
今回は、前回の勉強会の復習を主な内容として、ワークフローの表記法としては業界標準であるBPMN(Business Process Modeling Notation)についてより深く学習しました。
BPMNは、「比較的分かりやすくシンプル」でありながら「ビジネスプロセスの複雑性」という相反する2つを同時に表現できるものであり、どの製品にも依存しないのでベンダーロックインを好まない企業や公共団体などで利用されています。
またBPMNのワークフローは、
・主な業務の流れを表現し、業務フロー図として俯瞰的に検討をする「記述モデル」
・業務を詳細化してシミュレーションなどによる分析をする「分析モデル」
・外部システムとの連携などを考慮し実装を目的とする「実行可能モデル」
目的により上記3つのモデルを使い分けることができます。
より多くの業務を一つの表記法で表すことができれば、他者(社)との間で認識の不一致も起こりにくいのではないかと思います。
BPMNは「特許庁アーキテクチャ標準仕様」を構成する一つの要素でしかありませんが、これこそが「特許庁アーキテクチャ標準仕様」を刷新する上での肝となる部分ですので、今後も勉強会を進めていくうえで密接に関わってくるかと思います。
◆題材とさせて頂いている、
特許庁アーキテクチャ標準仕様書はこちらより入手頂けます
http://www.jpo.go.jp/torikumi/system/arch_spec13.htm